「岳人」は終戦直後の1947年、京都大学山岳部のメンバーによって「若い登山家の手で純粋な山岳雑誌を作ろう」という思いで創刊されました。1949年より「岳人」発行を手がけてきた東京新聞社(中日新聞東京本社)から発行されるの今月15日に発売される8月号が最後となり、9月号以降は株式会社ネイチュアエンタープライズへと引き継がれます。
8月号で私の連載も最後となりますが、中学生の頃から憧れてきた「岳人 」で連載を持たせていただいたことはとても光栄なことでした。私自身、創刊時の哲学に敬意を表して「純粋な登山」=「近代登山(山に登ることが何かのための手段ではなく、目的である登山)」から外れることなく文章を書くように心掛けてきました。嬉しいことに連載は単行本「高みへ 大人の山岳部」として 8月下旬に発売予定です。
東京新聞岳人編集部の皆様、これまで連載を支えてくださった多くの方々ありがとうございました。
8月号の表紙です。ぜひ手に取ってください。
単行本「高みへ 大人の山岳部」の案内もあります。