インサレーションとは「絶縁」「断熱」という意味です。冬季レイヤリングにおけるインサレーションジャケットの役割は文字通り「断熱」です。レイヤリングシステムにおいてはシェルレイヤーの内側、ミッドレイヤーとして使うことが一般的です。冬の山岳地帯では外気温はマイナス15度やそれを下回ることがあります。このような強烈な寒気を「断ち」、体温が奪われないようにするための道具がインサレーション(断熱)ジャケットです。繊維内部や繊維間に、またはウエアの構造を利用して空気を貯めこむことで断熱効果を高めています。今回紹介するMAMMUT Eigerjoch Light Jacket(アイガーヨッホライトジャケット)の特徴はStop&Goを繰り返す登山のような運動強度の差が大きいアクティビティにおいても快適さを保ってくれることです。これは断熱素材として採用されたポーラーテックアルファが薄く軽い素材であるにもかかわらず、ロフト(嵩)を維持する構造になっていて、効率良くデッドエアを貯め込むことができ、さらに通気性も併せ持っているからです。ストレッチ性も高いので動きの激しい冬山登山やアイスクライミングのミッドレイヤーとして非常に有効な一着です。
Eigerjoch Light Jacket↑ 山と渓谷11月号(2015年)でも紹介させていただきました。
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Biwak Light Jacket↑