RPは東ドイツからオーストラリアに亡命したRoland Pauligkによって作られたパッシブウエッジです。そのRoland Pauligkが1月末に79歳で亡くなりました。彼は1969年にハンドメイドのウエッジを作りますが、それはアルミニウム製の大きなサイズでした。彼の製品は改良を重ね、現在の極小ナッツへと進化を遂げました。クライミング界に革命を起こしたと言われる極小ブラスウエッジはIndianFace(ジョニー・ドウズ初登)やPunks in the Gym(ヴォルフガング・ギュリッヒ初登)などのハードルートの初登にも使用されたことで世界的に脚光を浴びました。僕がRPを初めて手にしたのは1989年ですが、その大きさに(とても小さい)驚いたことをいまでも覚えています。
今日はRPが決まるMt.Arapilesでクライミングをしています
Mt.Arapilesのクラックに #3 RP↑
Mt.Arapilesと地平線↑