2017年7月4日火曜日

SUUNTO Traverse

 SUUNTOの腕時計を使い始めて15年くらいになります。
アルティマックス、ヴェクター、コアクラッシュと使い、
現在はTraverseを使っています。
ヤマケイオンラインに詳しいレポートが出ているので、ぜひご覧ください。
SUUNTOを使い続けている理由はいくつかありますが、もっとも重要なのは
「画面がシンプルで見やすい」ことです。
奥穂高岳頂上にて ↑
登山は多くの視覚情報によって支えられています。
周囲の地形を見る、すこし先を見る、足元を見る、空を見る
メンバーの様子を見る、時間を見る、、、、
これらの情報はひとつとして「見入る」ことはありません。
どれも瞬間に「見切る」のです。
そして登山のモーメンタムを止めることなく行動し続けます。
視線を動かし、観察し、そこで得た情報を処理して、
それらを統合します。
統合された情報をもとに判断を下し、
行動しつづけることこそが登山活動と言えるでしょう。

SUUNTOの画面は登山活動における視覚情報の意味を
深く理解して作り込まれていると思います。
高度グラフもフルトラックも、
時刻をさっと確認するように瞬時に把握できます。
シンプルだから一瞬で「見切る」ことができるのです。
それは画面がシンプルだからゆえです。

行動軌跡は「ブレッドクラム」で表示される↑